2025-01-01から1年間の記事一覧
朝日新聞12月24日朝刊オピニオン・ページのインタビューで、社会学者の佐藤文香氏が聞き手の記者と次のような問答を交わしていた。 ――トランプ米大統領が来日した際、米艦船の演台でぴょんぴょん跳びはね、きゃぴきゃぴしていた高市早苗首相を見た時に口の中…
12月21日の東京新聞デジタル版によると、 高市早苗首相が東京・赤坂の衆院議員宿舎から官邸横にある公邸へ引っ越しする考えを示した。首相周辺によると、仕事納め後の27日以降に実施する見通し。 15年ほど前、2010年2月12日の衆議院予算委員会で次のような問…
朝日新聞12月19日朝刊によると、首相官邸の幹部の一人が日本は核武装すべきだと記者たちに語った。 首相官邸の幹部は12月18日、個人の見解だと断りつつ、①日本を取り巻く安全保障環境は厳しく、中国、ロシア、北朝鮮からの脅威はあるが、②米国の核抑止の信頼…
「我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある事態」と説明されている日本の存立危機事態をめぐって、日本の高市政権と中国の習政権…
プラトン『法律』第1巻3章は言う。「世に平和とよばれるものは,たんに名目だけだ。すべての国はすべての国を相手に、いつも宣戦布告のない戦いにまきこまれている」。 ホッブスが『レバイアサン』や『市民論』でいっている。「万人の万人に対する闘争」。 …
1999年6月29日の衆院本会議で当時の小渕恵三首相は国旗及び国歌に関する法律案について次のように答弁した。 「今回の法制化の趣旨は、これまで長年の慣行により、国民の間に広く定着している国旗と国歌を成文法で明確に規定するものでありますことから、法…
「オハイオ州に流入してきた連中が(州内のスプリングフィールド市で)犬や猫などのペットを食べている」とトランプ氏が発言したとメディアが伝え、世界を驚愕させた。米大統領選挙中の2024年9月10日のテレビ討論でのことだった。 スプリングフィールド市の…
高市首相がトランプ米大統領の専用ヘリに同乗して米空母に降り立った時のはしゃぎぶりを、日本共産党の志位議長が「媚態をふりまいた」と批判した。インターネットの井戸端ニュース風サイトで記事を目にした。 米国大統領と米国副大統領は同じ専用機に乗らな…
いまから15年前の2010年11月18日の参議院予算員会で次のような問答があった。当時の内閣官房長官・仙谷由人氏が答弁の中で「暴力装置でもある自衛隊」という言葉をつかった。このため委員会は議員たちの不規則発言で騒然となり、予算委員長が「お静かに願い…
ジャン=フランソワ・ミレーは『落穂ひろい』について、見たとおりに描いたと写実主義と農民画家の立場をかたったそうだが、作品が発表された当時は、美術関係者のあいだでは、その絵は二通りの解釈が成り立つとされてきた。 一つは道徳的観点。旧約聖書の時…
10月4日付朝日新聞朝刊の記者コラム「多事奏論」で編集委員の高橋純子氏が先ごろの国連総会での石破茂首相の演説をほめていた。 「全体主義や無責任なポピュリズムを排し、偏狭なナショナリズムには陥らない。差別や排外主義を許さない」とし、健全で強靱な…
トランプ米大統領がアメリカABCテレビの皮肉な政権批判の番組に不満をあらわにし、ABCのライセンスを取り消すと脅した。このため、ABCテレビは急遽番組の司会者を降板させた。大学に圧力をかけ、イスラエルのガザ攻撃を擁護し、アメリカ国内の都市に州兵を派…
ロシアがウクライナに攻め込んだのは2022年のこと。侵攻の動機は①ウクライナのゼレンスキー政権を倒しロシアに友好的な政権を立てさせる②それによってウクライナのNATO加盟を阻止することだった。 戦争を始めたロシアのプーチン大統領は短期間でウクライナに…
ロシアのプーチン大統領がアラスカに飛んできて、おなじくワシントンDCから飛んできたトランプ米大統領とアンカレジの米軍基地で対面した。会談後、両者そろって記者団の前に姿を現した。トランプ氏は口数が少なかった。何かあれば針小棒大に膨らまして自己…
千三(せんみつ)は、卓上の電子辞書(精選版日本国語大辞典)によると、「千言のうち真実は三つしかないの意で、うそ・いつわり・うそつき・ほらふき・まんぱち。土地の売買や貸し金の周旋をする職業。また、そのひと。せんみつや」 日米関税交渉をめぐって、…
酷暑のなかでガンバルものだ。少年は夏の甲子園を目指してベースボール。大人は明日の総理をめざして退陣押し問答。 来月から臨時国会だ。トランプ関税をめぐる日米交渉の質疑や、中国、台湾、北朝鮮、ロシア、ウクライナ、パレスチナ・ガザ、などなどの外交…
近日中にこちらに越してまいります。しばしお待ちください。 Podium編集者
自民・公明惨敗の参院議員選挙にもめげず赤沢経済再生相は米国へ行って関税交渉にあたっている。これで8回目の訪米だ。「お互いの国益を守りながら着地点を見つける」と赤沢氏は言った。日本の新聞が伝えている。「アメリカ・ファースト」と「日本ファースト…
エアコンを止めて窓を開けると、床が湿気でじとっとなってくる。われながらこんな風土の土地で、よく生きてこられたものだと、いつものことながらあきれる。 日本は四季があって美しい、と周りの大人たちから教わった。春雨・五月雨・夕立ち・秋雨・日本海側…
ロンドンに行ってきた。物見遊山の旅だった。 ロシアとウクライナの戦争のせいで、日本と欧州を結ぶ航空会社の多くがロシア上空の飛行を避けている。6月9日に羽田からヒースローに向かった英国航空機はまずアラスカへ向かった。アラスカからカナダに入り、北…
「時は春、日は朝、朝は七時、片岡に 露みちて、あげひばり、名のりいで、かたつむり、枝にはひ、神、空に しろしめす、すべて世は 事もなし」 ロバート・ブラウニングの長い詩劇の一節の上田敏訳の名調子だ。牧歌的である。ロシアはウクライナから兵を引く…
米国のトランプ政権が留学生を国外へ追い出している。アメリカが蓄積してきた知的財産を留学生たちが出身国に持ち帰るのを嫌悪しているように見える。留学生と彼らを送り出した国々は、米国から甘い汁をむさぼろうとしている害虫であるという認識なのだ。 一…
5月13日に死去したホセ・ムヒカ元ウルグアイ大統領の追悼記事が15日付の朝日新聞社会面に載っていた。89歳。 農民で、過激派都市ゲリラ・ツパマロスのメンバーを経て、囚人、のちに政治家に転じて大統領をつとめ、引退後に農民に戻った。収入のほとんどを寄…
「もしもしかめよかめさんよ せかいのうちにおまえほど あゆみののろいものはない どうしてそんなにのろいのか」 立憲民主党が選択的夫婦別姓の導入に向けた民法改正案を4月30日衆院に単独で提出した。選択的夫婦別姓制度の提案が最初に国会に出されたのは…
トランプ米大統領がパナマ運河とスエズ運河の米国艦船(軍用と民間とも)の通行料を無料とするよう求め、ルビオ国務長官にその折衝を指示したと報道されている。 パナマ運河はパナマがコロンビアの領域だったころに米国が計画した。工事をやりやすくするため…
米中の首脳同士が関税の引き上げで突っ張り合った。ドナルド・トランプ78歳、習近平71歳。ともに杜甫のいう「人生七十古来稀」を過ぎている。カラ元気かもしれぬが、一見、元気だ。石破日本首相68歳、スターマー英首相62歳、マクロン仏大統領47歳。とんだと…
Donald Trump: We're going to tell crooked Joe Biden, “You're fired.”Then, “Kamala, you’re fired,” said he.Finally, Trump said “Yoon suk yoel, you’re fired!” 冗談はさておき、4月4日、韓国憲法裁判所がユン・ソンニョル大統領の弾劾審判でユン大統…
その昔ヘーゲルが自由は倫理的である国家のなかでこそ得られると夢想した。しかし、そうした牧歌的な時代は終わった。ヘーゲルのあと、国家とは一つの階級が他の階級を抑圧するための機構であるとレーニンが言った(『国家について』)。国家はあらゆる政治…
「贈物は経済取引とは違いつねに返礼の義務を生み、社会関係の強化と一体感を創出する機能を持っている……贈物はある社会関係に付随する当然の行為として期待されており、したがって、任意というよりは半ば義務的であり……」(平凡社『世界大百科事典』)。 マ…
1週間ほどかけて東北の5つの温泉地を回ってきた。温泉のハシゴである。温泉通ではないので泉質の違いは私にはわからない。温泉旅館の晩御飯の献立とおなじで、基本的には似たようなものである。つれあいが温泉に行くというのでついて行っただけである。 今…