2021-01-01から1年間の記事一覧

製造物責任

Covid-19対策に追われる一方で、オリンピックやパラリンピックを開催し、抜け目なく自らの政権維持に執念をもやした菅義偉氏(自民党総裁・日本国首相)が、コロナ対策と自民党総裁選挙を同時にこなすには膨大なエネルギーが必要だ、総裁選出馬はやめて、コ…

遁走の技法

バッハ――といってもIOCの人ではなく、ヨハン・セバスチャン・バッハのことだが――の『フーガの技法』とは違って、東京オリンピックとコロナ蔓延をめぐる菅政権の「遁走の技法」には、その芸のなさに、みなさんうんざりなさっていらっしゃることだろう。日本の…

対コロナ戦争余話

『朝日新聞』6月26日朝刊のオピニオンのページで、佐伯啓思氏が「対コロナ戦争」と題して、日本と欧米の対処の仕方の違いを書いていた。 欧米諸国の多くが、都市のロックダウンなどの強い措置をとった。日本の「自粛要請」とはかなり際立った対照を示してい…

父の日に

2021年6月20日、政府が何度目かの新型コロナ「緊急事態宣言」を解除した。代わりに21日から「蔓延防止等重点措置」が東京都などに適用される。 感染症の専門家たちは「第5波」襲来を懸念している。コロナ対策を担当する政府の西村康稔・経済再生担当大臣は「…

ほんの気休め

さきごろ開かれたG7で東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催への賛同が得られた。 2021年G7の共同声明の最後の部分に書き加えられた、 「新型コロナウイルスに打ち勝つ世界の団結の象徴として、安全・安心な形で2020年東京オリンピック・パラリンピ…

五輪中止の社説

5月22日付朝日新聞のオピニオンのページで、元東京都知事の猪瀬直樹氏が新型コロナ下のオリンピック開催に賛成する意見を述べていた。「コロナ禍の今こそ、人間の限界に挑戦する選手の活躍から勇気をもらうことが『夢の力』につながるでしょう。菅義偉首相ら…

政府は頼りにならない

沖縄県は5月20日、日本国政府に対して新型コロナ感染症緊急事態宣言の対象に沖縄県を加えるよう要請した。その前日の19日、自民党の細田博之議員が自民党沖縄振興調査会役員会とその後の記者会見で、次のような発言をしていたと、20日の朝刊が伝えていた。 …

春の選択

田村憲久厚生労働相が3月30日、厚労省の職員23人が3月24日に送別会を午前零時直前まで開いていたことを明らかにした。大人数の宴会長時間にわたって開いていたことになり、「国民の皆さまの信用を裏切る形になりました。深くおわび申し上げます」と田村厚労…

縄文人の表現方法

季語研究会3月定例会合で、俳句・俳諧理論の資料として堀切実『芭蕉を受け継ぐ現代俳人たち――季語と取合せの文化』(ぺりかん社)を読み始めた。 同書の冒頭の「はじめに」以下のような記述があった。 「季語」は王朝期からはじまる「自然」と「人間」との一…

2度あることは3度ある

古代オリンピックはギリシアの神々に捧げる運動会だった。だから、古代ギリシア人は戦争の合間を縫って運動会を続けた。ギリシアへ行って、今では遺跡になっている古代オリンピックの競技場をいくつか見たことがあった。その時、古代オリンピックも都合で何…