2020-01-01から1年間の記事一覧
新しく内閣総理大臣になった菅義偉氏は「自立・共助・公助そして絆」を強調した。 この発想は2010年の自民党綱領に基づいている。綱領は、次のように言う。 我々は、日本国及び国民統合の象徴である天皇陛下のもと、今日の平和な日本を築きあげてきた。我々…
毎日新聞が安倍首相陣表明後の9月8日、安倍内閣支持率を世論調査で調べた。内閣支持率は50%に跳ね上がった。前回8月22日の辞任表明前の34%から16ポイント急増した。 安倍氏がいる内閣よりも、安倍氏がいなくなる内閣を支持する、という辛辣な冗談なのだろ…
最初は悲劇、二度目は茶番、とマルクスは書いた。 正確に言えば次のようになる――世界史的な大事件や大人物は二度あらわれるとヘーゲルは言ったが、一度目は悲劇として、二度目は茶番として、と書き添えるのをヘーゲルは忘れた。『ルイ・ボナパルトのブリュメ…
日本の新聞社が世論調査を始めたのは第2次大戦後のことだ。日本を占領していたGHQの関係者が指導にあたった。 世論調査が軌道に乗ると、選挙人名簿から抽出した対象者を訪問して本人に会ったうえで意見を聞く面接法が定着した。調査員は多くの場合、アルバイ…
NHKTV『これでわかった! 世界の今』は子ども向けのニュース娯楽番組である。ニュースを娯楽化して子どものニュースに対する興味をかきたてようとしているのか、娯楽のための素材としてニュースを使っているのか、判別が難しい番組である。ゲストにタレント…
アメリカのドナルド・トランプ大統領は、新型コロナウイルス封じに、いまでも抗マラリア薬ヒドロキシクロロキンを飲んでいるのだろうか。新型ウイルス感染症・COVID-19への効果は未確認なうえ、心臓への悪影響など副作用がありうると警告されている薬である…
注射してはいけない、飲んではいけない。医者も公務員もメーカーも、アメリカ中が大騒ぎしている。民主党の大統領選候補予定者であるバイデン氏は「どうか漂白剤を飲まないで下さい」とツイッターに書き込み、ペロシ下院議長は「共和党員の科学拒否の表れ」…
菅義偉官房長官が4月20日の記者会見で、国民1人当たり10万円の一律給付金について、自身が受け取るかどうかを問われ、「常識的には(申請は)しないと思う」と給付金は受け取らないとの意向を示した。(4月20日付朝日新聞夕刊) ブッキラボーで芸のない返答…
朝日新聞の記者が「あっという間に世界中を席巻し、戦争でもないのに超大国の大統領が恐れ慄(おのの)く。新コロナウイルスは、ある意味で痛快な存在かもしれない」とツイッターに投稿して批判を浴びた。勤め先の朝日新聞社は、「痛快」という表現は不適切…
3月9日、NKHテレビで国会中継(参議院予算委員会)を見ていたら、この日の質問者のしんがりを務めた共産党の田村智子氏が、これから私はコロナウイルスと桜を見る会の2点について質問をするが、質問の途中でこの中継が切れるので、切れた部分は夜の録画放送…
医師が患者を診断してコロナウイルスの検査が必要であると判断したのだが、保健所から検査を断られたというケースが報道されている。国会の審議でも問題になった。 中国以外では日本・韓国・イタリアでコロナウイルスが拡散している。日本で学校の閉鎖やラグ…
<報道にもとづく背景> 日本国政府は2020年1月31日の閣議で、黒川・東京高検検事長の定年延長を決定した。検察庁法には定年延長の規定がないので、国家公務員法の規定を適用した。ながらく政府は検察官には国家公務員法に基づく定年延長は適用しないと解釈…
2月4日の衆院予算委員会で茂木外相が、日本のパスポートの別名併記の仕組みは外国の入国管理で分かりにくいので、2020年の後半以降に新しい方式に切り替える意向を示した。 このことを伝える新聞記事を読んでいて興味深かったことがある。別名併記の一例とし…
桜を見る会の安倍晋三後援会の案内文について、首相は「幅広く募っているという認識でございまして、募集しているという認識ではなかった」と国会答弁をした。この答弁は「頭は痛いが頭痛ではないと言っているに同じ」と野党議員に揶揄され、予算委員会の笑…
WHO(世界保健機関)は1月24日現在、コロナウイルスによる武漢の新型肺炎について、世界的な緊急事態であるとの宣言を出していない。一方、中国政府は武漢市一帯の交通を遮断し、町を事実上封鎖する措置をえらんだ。 日本ではインフルエンザの流行期に学校閉…
クレタ人は嘘つきだとクレタ人のエピメニデスが言った。論理学を商売にしている人たちがよく取り上げる命題である。じゃあ、こんな法哲学の話題はどうだろうか。 犯罪容疑者を拘束し、接見を制限するのは証拠隠滅を防ぐためである。保釈中の移動を制限、ある…