2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

安倍内閣支持率調査

安倍内閣の発足を受けて新聞・通信社が内閣支持などについて世論調査を行い、それぞれ9月28日の朝刊で報じた。 それによると安倍内閣の支持率は高いほうから、日経新聞調査で71パーセント。同新聞 の調査記録によると、政権発足時の支持率としては2001年4月…

つまみぐい

「米紙、安倍氏に苦言 『過去を美化』歴史認識を懸念」という記事が、9月26日の朝日新聞夕刊に載っていた。読み比べて非常に面白かったので、朝日新聞の記事と、米紙―ワシントン・ポストの社説の、それぞれ全文を引用する。 ①<ワシントン=小田村義之> 米…

続・クーデター

プミポン国王、プレム枢密院議長、プレム派の軍首脳、民主党などの野党、首都バンコクの企業人、一部マスメディア、知識人、中間層、労働組合、NGO活動家、チャムロン・元バンコク知事が率いる人民民主同盟(PAD)が、クーデターで失脚したタクシン元首相と…

クーデター

軍隊は国家権力に挑戦する勢力をおさえこむためにつかわれる国家の暴力装置でもある。インドネシアではスハルト時代の軍隊がそうした役目を果たした。中国の人民解放軍が1989年、共産党政権を守るために、天安門広場で人民に対して発砲し、公式の発表だけで…

ものは言いようで腹が立つ

9月19日の話題は、なんといってもハンガリーの首都ブダペストの首相退陣要求デモだ。ハンガリーでは、ジュルチャーニ・フェレンツ首相の社会党が2006年4月の総選挙で大勝し、連立を組んだ自由民主連盟と引き続き政権を担当している。 そのジュルチャーニ首相…

やーめた

竹中平蔵氏が閣僚を辞めるついでに、国会議員も辞めると宣言した。竹中氏は2001年から小泉首相の下で閣僚を務めてきた。それ以前は大学の教員だった。 厚生労働省のデータによると、大学新卒就職者の3割以上が3年以内に離職している。竹中氏は2004年7月の参…

強制ボランティア労働

日本の国立大学の入学時期は現在4月だが、それを欧米の主流である9月に変える。3月の高校卒業後から9月の大学入学まで間に、入学予定者に「ボランティア活動をやってもらうことも考える必要がある」と奉仕活動の義務化を、安倍晋三氏が9月14日自民党本部で開…

新聞は人生後半のコンパニオン

9月11日の夕刊から朝日新聞の文字が大きくなった。正しくは、1行11字はこれまでと変わらないが、文字の左右の部分の肉付きが少しだけ太くなって、読みやすくなった(と朝日新聞はいう)。 筆者が若者のころ、新聞は1行が15字としたものだった。それがいまで…

「一部軍国主義者」という階級史観!?

日本記者クラブが主催した9月11日の自民党総裁候補討論会で、谷垣禎一氏が、1972年の日中国交正常化の際、中国側が日本の戦争指導者と一般国民の責任を分けて考えることで賠償請求を放棄したとの歴史的経緯を指摘したことに対して、安倍晋三氏は「文書は残っ…

シニシズムのスパイラル生む劇場国家

9月10日の朝日新聞に次のような記事が掲載されていた。自民党総裁選の告示を受け、朝日新聞社が8-9日に全国世論調査(電話)を行った。54パーセントの人が次の首相には安倍氏がふさわしい、と回答したという。 回答者は一般市民で、その圧倒的多数が非自民党…

教育基本法をなぜ変えたがるのか

自民党総裁(したがって日本国首相)の座まで最短距離にある安倍晋三氏は、9月3日、盛岡市で開かれた自民党東北ブロック大会で、総裁選後に召集される臨時国会では、継続審議となっている教育基本法改正案の成立に最優先課題として取り組む考えを明らかにし…

日本国際問題研究所の自己検閲

自称「日本を代表する国際問題シンクタンク」日本国際問題研究所がホームページで公開した論文 “How Japan Imagines China and Sees Itself” (英文、筆者は玉本偉・日本国際問題研究所英文編集長)を産経新聞がコラムで批判したところ、同研究所の佐藤行雄理…

ギュンター・グラスもびっくり 日本の戦後レジーム

「現代ドイツ文学の最高峰」と絶賛する人が多かった『ブリキの太鼓』の作者ギュンター・グラス氏が「ナチスの武装親衛隊に所属していた」と告白して、大きなニュースになったのは8月のことだ。グラス氏に対して、自主的にノーベル文学賞を返還するよう求める…

憲法の変え方②

自民党総裁選出馬にあたっての安倍晋三氏のキャッチフレーズ「美しい国、日本」と比べると、麻生太郎氏のキャッチフレーズ「豊かさと安心を実感できる国」の方が、毒気は少ない。その麻生氏も現行憲法については「日本人が作った日本人の憲法が必要だ」と主…

憲法の変え方①

自民党総裁選をまえに、全国10ヵ所で開かれていた自民党のブロック大会が5日終わった。そのブロック大会での安倍晋三、麻生太郎、谷垣禎一3候補の改憲問題に関する発言をまとめた朝日新聞9月6日朝刊は「安倍氏改憲前面に。麻生氏同調、谷垣氏は慎重」と見出…

小泉語録「郵政民営化だけが政治じゃない」の教訓

次期自民党総裁・日本国首相の座をほぼ手中にしたと前評判の高い安倍晋三氏は、郵政民営化問題で小泉路線に反対したことで自民党から離党を求められた人たちの復党を考えるべきだとの態度を、9月4日、明らかにした。9月4日夕から5日朝にかけてメディアが伝え…